税理士試験

税理士試験に合格するために必要なことを振り返るー日々の勉強や試験での心構え編

 

他の記事でも多少触れていますが、私は税理士試験に合格しています。

とは言え、いろいろあって今は一般企業でフツーにサラリーマンしていて、特に税理士として活動しているわけではないので、そっち系の記事は今まで書いてきませんでした。

 

ただ過去に自分が相当な時間を費やしたことですし、税理士試験の大手予備校で講師として教えていたこともあるので、受験生としての体験記だけでなく、予備校講師から見た視点も加えることで、価値のある情報を提供できるかな?と思ったので、記事を書いてみることにしました。

 

「税理士試験とは?」「何科目に合格すればいいのか?」みたいな内容は他のサイトに任せるとして(笑)、自分が5科目合格するまでの過程で心掛けたことや、講師目線で感じたこと等を中心に書いていきたいと思います。

 

 

講師目線での合格できるタイプ、合格できないタイプ

 

私は元大手予備校講師で、多くの受講生を合格させてきましたが、その中で受かるタイプ、受からないタイプというのはやはりありました。

 

(合格できるタイプ)

・計算問題の演習量が多い。

・理論暗記は頭の中で暗唱できるまでやる(書いて覚えない)。

・難解な論点は割り切って捨てることができる。

・推奨される時間配分を忠実に遂行する。

 

(合格できないタイプ)

・計算問題の演習量が少ない。計算テキストを読むのが好き。

・理論を書いて覚える。

・基礎ができていないのに応用論点にこだわる。

・問題を順番通りに解いていき、難しい問題に手間取り時間が足りなくなる。

 

 

 

合格するタイプの裏返しが、合格できないタイプということではありますが、数百人の受講生を講師という立場から見てきて、大体上記の通りだったと思います。

 

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計算の対策?まずは問題を解け。話はそれからだ。

 

まず計算問題は、何は無くとも演習なんです。

 

税理士試験は、只でさえ時間の足りない試験なんですから、スピードが求められます。瞬発力が必要なんです。

そして瞬発力を付けるためには、反復練習、つまりは演習の繰り返しですね。これが何よりも大事。

 

毎回の宿題を3回も解くようにすれば、毎月の定例試験では上位に食い込むことは充分可能なハズです。それを1年間継続できれば、本試験で全く歯が立たない、ということは無いでしょう。

 

しかし、それができれば苦労しないんですよね。宿題の量は講義の回が進むにつれ多くなりますし、複数科目を受験している人が大半です。

また、社会人の方は仕事との両立は、並大抵の決意ではできません。私も働きながら合格したので、よくわかります。

 

ですから、みんな楽な方に逃げてしまうんです。

計算問題を解くよりは、テキストをパラパラと見返し、理解に努めようとしてしまいます(もちろんこれも大事)。

しかしこれをやっただけでは、確実に計算問題は解けません。解けるとしても、いちいち考えながら解くことになります。

一問一問、考えながら解いていたのでは、到底時間は足りないのです。

 

問題を見た瞬間にカラダが動く。何をすべきかを瞬時に判断できる。1分以内に解法の手がかりが掴めないなら、その問題は捨て問。最後に時間が余ったら取り組む。

そのレベルまで演習をやり込んでいて初めて、「あとは運」と言うことができるでしょう。

 

 

理論は書いて覚える必要はない!!

 

簿記論以外の科目では理論暗記が必要となります。

税理士試験を難関にしている、最大の要素とも言えますね。膨大な商法や税法の条文を、一言一句覚えなくてはならないのですから。

 

ただ、毎回の宿題をコツコツ覚えていけば、最終的には膨大な量を暗記できています

役者さんとかだって、毎回の役柄のセリフをその都度覚えているわけですから、決して人間の能力でできないことではないのです。

大手専門学校の理論教材も、本当に良くできています。

 

理論暗記をしていく際に注意していただきたいのは、暗唱して覚えることです。声に出してもいいですね。とにかく、書いて覚えない。

 

書いて覚えると「やった感」は出るのですが、時間がかかり過ぎますし、腱鞘炎になります。(腕にテーピングをしている受験生は多い・・・)

 

電車の中、お風呂の中、集中できる場所で、細切れの時間で。

「理論暗記できるまで電車を降りない」「理論暗記できるまで風呂から出ない」

私はそんな自分ルールを課して、毎回の宿題を覚えていました。

 

 

コツとかテクニックは、時間配分と取捨選択くらい

 

講師の立場から、されると「う~~ん・・」と思ってしまう質問があります。

その一つに、「コツを教えてください」というのがあります。

 

大体こういうことを聞いてくる人は、ロクに問題を解いていません。

もちろん、ものすごい努力をした上で、こういうことを聞いてくる受講生もいますので、講師は決めつけで対応したりはしませんけどね。

 

ただ多くの場合、コツ以前の問題であることが多いです。宿題をロクにやっていない、授業も出たり出なかったり。

コツを追い求める前に、基礎力が無ければ、テストで良い点が取れないのは当然です。

 

それでも、合格するために必要なコツとかテクニックはあります。

 

各論の解き方もありますが、どんな問題でも共通するのは、時間配分と問題の取捨選択です。

 

税理士試験は全ての科目が2時間の試験ですが、どの科目でも時間が足りません。

合格点の目安は、100点満点中、60点と言われています。この前提で作られた試験なんです。

ですから、全ての問題を解ききることは不可能である、これを常に意識しておく必要があります。

 

そして、当たり前ですが全ての問題の難易度は同じではありません。また、後半に行くにつれて難しい問題が出てくるとか、そんな決まりもありません。

カンタンな問題もあれば、メチャ難しい、誰も解けない問題もあります。それらが順不同に出題されてきます。

 

そういう試験で、高得点を叩き出すには頭から順番に問題を解いていてはダメです。

「これは難しい」「たぶん誰も解けない」「時間取られそう」

こう感じたら、どんどん飛ばして、確実に得点できる問題に時間を使うことが大切なのです。

 

時間配分と、取捨選択ですね。

 

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まとめ

 

・計算問題は演習を中心に!!

・理論暗記は頭の中で暗唱できるまでやる!!(書いて覚えない)

・難解な論点は割り切って捨てる!!皆ができる問題を確実に得点する!!

 

あとは、大手予備校に通うことですね。ちょっと安いからとか、家や職場に近いから、という理由で、マイナーな予備校に通うことはオススメしません。資格の大原か、TACの2択でしょう。

 

難関試験は何でもそうですけど、大手予備校のノウハウを素直に習得すべきです。

税理士試験は相対試験ですから、「全受験者の中で、自分が上位10%~15%に入れるか」が重要です。

 

・多くの受験者が正解できた問題

→ 配点高め

 

・多くの受験者が不正解だった問題

→ 配点低め

 

こういった配点のカラクリもあるので、「みんなができることを、確実にできる」ようにすることが大事です。

じゃあ、「みんなができること」って何だろう?それは、「大手予備校に通う人達が、できること」ですよね。絶対数が多いんですから。

大半の人が通う大手予備校のノウハウを、極限まで研ぎ澄ませた人たちが合格する。そういう試験なんですよ。

 

 

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