
空腹に耐えられるかどうか、というのは明確に個人差がある。
飢餓レベルの空腹は別にして、私は耐えられる部類なのかもしれない。空腹状態を事実として受け入れるのみで、「何を食ってやろうか」と、それを楽しんでいる時すらある。
空腹状態に耐えられない人は、明らかに機嫌が悪くなる。とにかく早く腹を満たすことだけを考え始める。味や栄養は二の次。そんな雑な食事を私は好まない。ここに軋轢が生まれる。
何の話かと言うと、2名以上で街を歩いていてお互い腹ペコだとしますよね。
「どこかの店に入ってメシを食おう」となったときに、相手の空腹耐性によって、店選びの基準が変わってくる、という話です。
空腹状態に耐えられない人がいる場合、「近くて、注文したらすぐ提供される」ことが重要。その点で立ち食い蕎麦屋は最高だ。
そういう基準を尊重しつつ、美味いと言われている新宿西口思い出横丁の「かめや」に入った。(我ながら長い前フリだ)
いわゆる立ち食い蕎麦屋の価格設定で、サッと食べて出る店だが、椅子に座って食べることができる。並ぶときは、食べ終わりそうな人を見極め、その後ろにて待つ。ルールがあるのかは不明。
ここは天玉そば発祥の店らしい…。一般的に天玉そばとは、かき揚げに生卵が入った蕎麦だが、ここは温泉卵で少し手が掛かってる。かき揚げも大きい。

ついつい大盛りにしたが、かき揚げのボリュームもあり、結構な量。空きっ腹には満足感が高い。
味も普通に美味しい。寒い日ならこれで充分なご馳走だ。この立地で天玉そば430円は良心的。大盛りは530円。
入れ代わり立ち代わり客が座るので、前の客の片付けが充分でなかったり、お釣りの小銭が濡れていたりするのはご愛嬌。
提供時に、明らかに汁に指が付いていたのも、ご愛嬌…いや、それはダメだな(笑)
「そんなん、こういう店ではよくあること」と流せる人なら、オススメできる店。私も気にせず再訪してしまうな。機会があれば。
新宿での飲み後の〆にもいいね。
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