
金時山に登るのは8年ぶり。
当時は登山に全く興味も無く、何故わざわざ金時山に登ったのか?もよく覚えていない。
山をナメた格好で行き、すれ違う人皆に心配され、「雪で滑るから」と見知らぬ人がスニーカーに縄を巻いてくれたり、下山後に発熱したことは覚えている。
今思うと、「やってはいけない登山」の典型だったなあ。8年前とは装備も経験も違うことを、山に見せてやります。
…と意気込む程、難度の高い山では無い。登山道も整備されており、子供でも登れる。正直物足りないと思うので、明神ヶ岳まで縦走することにした。
箱根の北西部に位置し、静岡県にも跨がる金時山へ行くには、都心からは2時間30分程掛かる。

都心から向かうなら、新宿から高速バスが便利だ。約2時間で登山口まで連れて行ってくれる。
電車で行く場合と、料金はほぼ同じ。それなら乗り換えの手間がないこちらが良い。
バスに揺られること2時間、金時登山口で下車。金時山へ登るコースは幾つかあるが、ここから登るのが最も優しいようだ。



金時登山口から山頂まで、65分と書いてある。
あくまで歩行時間で休憩を含まないが、これが本当なら楽勝だ。
登り始めはペースが上がらないので、実際にはもう少し掛かるだろう。小休憩を入れて90分が目標か。
30分程歩くと、矢倉沢峠へ到着。

またここへ戻ってくる。

景色を楽しみつつ順調に歩を進める。天気は曇りがちで足元は少しぬかるんでいたが、歩きやすい道が続く。

頂上付近は少し急な登りがあるものの、8年前に登山経験ゼロ、かつ、普段着に近い服装+スニーカーで来た時に比べると…楽過ぎる。。


頂上に到着し、定番の撮影スポットの前で妻と2人記念撮影。頼んだ人が体育会系だったので、面倒なポーズを要求される。ありがとうございました。
曇りがちで眺望もあまり無く、人も多いので小休憩のみで明神ヶ岳へ向かうことに。矢倉沢峠まで戻るので、そこで昼食にしよう。
登山にハマッて3ヶ月、憧れていた「山カップラーメン」です!

バーナーはまだ持ってないので、サーモスに入れてきた湯で作る。美味い…。
山の中で食べるものは何でも美味いけど、冬の屋外で食べる暖かい食事は、格別の美味さがある。
でもやはり、アツアツという訳にはいかないな。サーモスでも湯は少し冷めていた。より大容量のサーモスを買うか、バーナーを買うか…。
コーヒーも淹れて飲んだけど、利尿作用があるのでトイレ事情も気にしないと。
こういう諸々の課題が出てくるのも、また愉しい。
さて、明神ヶ岳へ向かおう。ひたすら笹と、ぬかるみロードが続く。



明神ヶ岳への道は、思ったよりも長かった。というか、看板の表示時間よりも、明らかに長い。




妻の精神力が限界に近づいてきたが、裏腹に景色はどんどん素晴らしくなってゆく。



そしてついに…!


いやー、疲れた。道は歩きやすいけど、ずーっとぬかるんでるし、看板の時間フェイントに心を削られるしで、なかなかに歩きごたえがあったぜ…。
さて、時刻はすでに15時半を回っている。山頂はメチャ寒いし、記念撮影を楽しんだら即下山だ。

下りでは妻のペースも上がり、順調に進む。こっちの時間表示は信じてもいいかな。

少しずつ民家も見えてきて、下界に帰ってきた感が出てくる。登山道を抜けた頃には日も落ちてしまったけど、もう大丈夫。


さて、下山後のお楽しみ。立ち寄り湯で疲れを癒やしましょう。
箱根湯本には立ち寄り湯の選択肢が色々あるけれど、価格と立地、スーパー銭湯っぽい気兼ね無さから、「やじきたの湯」を利用。

「やじきたの湯」では食べ物が売ってないので、近くのセブンイレブンで、つまみ等を購入。
そして風呂あがりには…コレですよ!

「渇望」って、最高の調味料ですよね。風呂も最高過ぎた。疲れが取れるというか、カラダが生き返るのを実感した。
妻が下山後の立ち寄り湯を絶賛する気持ちが、今回初めて分かったかも。冬の登山は、下山後にコレが無いと辛いね。

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