確定申告シーズンですね。
もう、申告は済みましたか?
せどりの確定申告は、決して難しいものではありません。
商品を仕入れて、売る。
商売の流れはこれだけですから。
把握すべき数値については、過去記事でも紹介しましたね。
(過去記事)
http://youchinsedori.com/160-2/
売上はセラーセントラルで1年間の金額を見れば良いですし、
仕入高も仕入管理表を作成していない方は、そういないと思うので、1年間の金額はすぐに掴めるはずです。
ただし、1年間の所得(≒利益)は、売上高-仕入高ー経費、ではありません。
「売れたものの仕入高」(売上原価)しか経費にはなりませんので、
在庫として残っている分の仕入高を把握し、1年間の所得を算出する必要があります。
今回はその在庫金額の把握についてのお話です。
在庫として残っている分は、利益計算に一切関係させない
先程も少し触れましたが、利益は「売上高-売上原価ー経費」により算出されます。
売上原価 = 売上高に対応する商品仕入 = 売ったものの仕入高 ですね。
この売上原価ですが、確定申告書の一部である、収支報告書を埋めていけば、自然と算出できるようになっています。
(収支報告書 記載例)
①~⑩が「売上高ー売上原価」の部分なのですが、①~④は売上高の内訳ですね。
せどり以外に事業をやっていなければ、①と④を埋めるだけでOKです。
⑤~⑨が売上原価の部分です。今年仕入れた分の金額は、⑥欄に記載します。
そして、⑤は「期首商品棚卸高」、これは1月1日時点の在庫金額を記載します。せどり初年度であれば、0ですね。
⑧は「期末商品棚卸高」、こちらは12月31日の在庫金額を記載します。
そして、⑤+⑥-⑧という計算構造になっていますね。
1/1在庫(⑤) + 今年の仕入れ(⑥) - 12/31在庫(⑧) = 売上原価 です。
わかりました?
⑤+⑥、というのは、「今年売る可能性のあった商品原価の合計」ですよね。
1/1の在庫と、今年仕入れた分の合計なんですから。
そこから、12/31に残っている在庫である⑧を引いてやれば、「今年売れた分の原価」が算出できる、というわけですね。
簿記をやっていた方にとっては、すんなり理解できるものですが、このあたりが良く分からずに、単純に今年仕入れた金額を書いてしまったりしがちです。
スポンサーリンク
期末在庫金額の算出方法
そういうわけで、期末在庫金額である、12/31時点の在庫を把握する必要があります。
仕入管理表から一つ一つ、売れ残っているものを把握して、電卓をカタカタ・・・する必要はありません。
Amazonセラーセントラルの在庫レポートを活用しましょう。
セラーセントラルトップページから、「レポート」→「フルフィルメント」をクリックします。
「在庫スナップショット」をクリックします。
「ダウンロード」を選択し、レポート期間を「日付」指定にし、期間の開始と終了を、いずれも「12/31」とします。
そして、「ダウンロードのリクエスト」をクリックします。
「ダウンロード」をクリックします。
テキストデータが作成されるので、全てコピーします。
(「Ctrl+A」で全選択でき、「Ctrl+C」でテキストをコピーできます。)
コピーしたデータを、excelに貼り付けます。
SKUに仕入れ値を含めて登録している方は、そこから各商品の仕入金額を把握できます。そこまでしていなくても、仕入れ管理表との突き合わせで、各商品の仕入金額を把握できるはずです。
なお、これはFBA在庫のレポートであり、自宅保管の在庫は含まれていないため、その分を期末在庫金額に足し忘れないよう注意しましょう。年末にドドッ、と仕入れて、Amazon倉庫へ送っていない分を足し忘れると、結構な額が経費になってしまいます。万が一税務署に指摘されると、加算税等の罰金を払う可能性もあります。
以上が、期末在庫金額の算出方法です。
慣れないうちは面倒に感じますが、誰しも必須の作業ですので、1年に1回、と思ってしっかりやっていきましょう!
スポンサーリンク
Thanks for installing the Bottom of every post plugin by Corey Salzano. Contact me if you need custom WordPress plugins or website design.