大学卒業後10数年、社会人として何とかやってきましたが、その間に4回転職しています。30代にしては転職回数多いですよね。
筆者の転職遍歴
1社目 ・・・ 3年
2社目 ・・・ 4年
3社目 ・・・ 1年
4社目 ・・・ 4年
5社目 ・・・ ?年(現在)
こんな感じで渡り歩いてきました。環境に耐えきれなかった後ろ向きな転職もあれば、自分の成長が感じられなくなった(飽きた)、より良い待遇を求めて、という前向きな転職もあります。履歴書は汚れまくっていますが、職種は経理・財務といった会計分野で一貫しています。
経理マンとして4回転職した経験からお世話になった、いわゆる「本当に使える」転職エージェントさんや、何を考えて転職したか等々語ってみたいと思います。
ポイント
経理経験者の転職エージェントで最もオススメできるのは、MS-JAPANさんです。非上場企業の経験しか無かった私を、東証一部上場企業に入社させてくれました。
ポイント
経理未経験での初めての転職では、パソナキャリアさんにお世話になりました。経理未経験の方にはこちらもオススメです。
~プロローグ~ はじめての就職
「なぜ私が経理マンとしてキャリアを歩むことになったか」ですが、そもそも私、新卒としての就職活動というものを、一切しておりません!今考えると「大学に行く最大の意味である新卒切符」を、みすみす捨てていたワケですね・・・恐ろしい。
なぜそんな暴挙に走ったかというと、税理士資格の勉強をしていて、「将来は資格を活かして独立しよう。普通のサラリーマンになんかなりたくない」「行きたい会社なんて一つもない」とか、本気で思っていたんです・・(若い!)
しかしこの税理士という資格試験の難易度を完全にナメてました。生半可な勉強では受かりません。大学3年の9月勉強スタート⇒大学4年の8月初受験でした。
結果は見事に撃沈。試験当日は分からな過ぎて時間が余り、途中退室するという屈辱を味わうことに。(最後までやれよ)
大学卒業時、私はめでたくフリーターとして社会に放たれたのですが、前年の屈辱を忘れず、専門学校の模擬試験では「成績優秀者」に名を連ねていました。
その年の試験直前、7月頃に先生に試験後の就職相談をしたときに、全く予期していなかったことが起こります。
「もしアテが無いなら、ウチで講師やってみない?君は成績も良いし、教えている姿も想像できるよ」
まさかの専門学校への就職の誘いでした。しかし、講師になるために勉強してきたワケではないし、最初は受ける気も無く・・。しかし先生から熱心に誘われ、この一言が決め手でした。
「もちろん税理士を目指しているんだし、3年で辞めてくれて構わない。学費も職員はタダになる。ちなみに初年度の年俸は、320万円くらいかな」
貧乏学生だった私には、魅力的過ぎました・・。
勉強時間を捻出しながらでは、せいぜい月に10万円、年間120万円を稼ぐのが精一杯であった私には、ものすごい大金に感じたのです。しかも学費はタダ。
そんなワケで、税理士を目指しながら専門学校講師として会計を教える、というところから、私の経理マンとしてのキャリアはスタートしました。ちなみにこの年の試験は、受験した2科目はどちらも合格!(税理士試験は科目合格制で、5科目揃える必要がある)
8月に受験して、12月に合格発表、というスケジュールなので、9月~12月は受かってもいない科目の先生として、教壇に立っていたのでした・・(笑)
ポイント
新卒切符の有効期限は一生に一度!有効に使え!
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はじめての転職
当初の約束通り、専門学校は3年で退職しました。その間に税理士試験に合格したのかと言うと・・サッパリ(笑)
講師という仕事自体は面白かったんですが、常に心の中には忘れ物をしてきたような、自分がやるべきことをやっていないような…そんなモヤモヤを拭いさることはできず、当初の約束通り3年で退職しました。次の就職先など全く決めずに。怖いことしますねえ。
ポイント
特別な事情が無い限り、転職先を決めてから退職すること!
会計事務所を中心に転職活動を開始しますが、当時は業界の就職氷河期。幾つか内定はいただけたものの、個人事務所に毛が生えたような規模の事務所で、300万円にも満たない年俸・・体験入社などもしてみましたが、全然行きたいと思えない。
ここで目線を変えて、一般企業の経理職にも応募してみることにしました。しかし当時の私は、専門学校で会計を教えていたものの、経理職としてはただの未経験。
ポイント
経理未経験の私に真摯に対応してくれたのが、パソナキャリアさんでした。
結果的に、パソナキャリアさんに紹介いただいた中堅メーカーに内定をいただき、経理職としてのキャリアをスタートします。実は・・このメーカーは世間的にはブラック企業と言われているのですが、ここでの経験は現在まで非常に役に立っています。
当時はまだブラック企業として有名ではなく、他の転職エージェントさんでも「伝統ある昔ながらの日本企業、安心して働ける」という認識しかありませんでした。実際、大半の従業員にとってはホワイト企業なのです。
入社後に社内の実情を話したところ、担当者はしきりにお詫びしていましたが、私としては「こんな会社紹介しやがって!」という感情はありませんでした。
経理未経験で文字通り「後がない」状況だった自分に真摯に対応してくれて、人並み以上の年俸の職場に入社させてくれた。今の自分があるのもパソナさんのおかげです。感謝しています。
税理士試験合格、2度目の転職
未経験の私を拾ってくれたメーカーは業界ではトップシェアで、会社規模としては従業員数百名程度の、中規模の会社でした。一部上場企業のように業務が細分化されているわけではなく、必要とあらば何でもやらされ、色々とキッツイこともありましたが、本当に勉強になりました。
起票から決算、税務申告まで一気通貫で経理業務に携わることができましたが、経営者にとって本当に興味があるのは、そういうことではない、ということを知れたのが一番大きかったかもしれません。過去の結果の数値ではなく、「これからどうなっていくのか」「仮にこういう行動を取ったら、会社業績にどれだけのインパクトがあるのか」というのが、経営者が本当に知りたいことなんですね。いわゆる「管理会計」の分野です。
一従業員の自分が行った分析・作成した試算結果がダイレクトに会社の意思決定に反映され、目に見えて会社業績に影響がある。そうした管理会計の醍醐味を20代で経験できたことは、大きな財産になったと思います。
まあ、先述の通り現在では有名なブラック企業なので、トンデモな毎日を送りつつ(笑)、税理士試験の勉強も根気強く進め、合格を果たすことができました。せっかく取った資格を活かしたいという想いから、再び会計事務所への転職を試みます。
そんなこんなで税理士法人に転職を決め、税理士という資格を活かしたキャリアに転換を図ったのでした。
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理想と現実のギャップ、3度目の転職。転職サイトはキケン!
税理士法人に転職したものの、結果的には1年で退職し企業経理の世界へ戻ることになります。
これはもう・・決して良い職場では無かったんですよね。後で考えると「やっちまった」のですが、世間知らずの私は「転職サイト」でスカウトされた税理士法人に転職をしたのです。少し考えれば分かるですが、縁故採用でも無いのに「君が欲しい」と声を掛けてくるということは、何か理由があるということですね。
ポイント 転職サイト経由での転職はキケン!転職エージェントを使え!
ポイント
企業側は転職エージェントを使って採用すると、採用者の年俸の30%~35%を転職エージェントに支払う必要があります。逆に言えば、それだけ採用活動にお金を掛けられる、お金を掛けるのだから吟味して人材を採用しようとしています。
転職サイトに求人を掲載したり、登録者に声を掛けたり、という採用活動は、企業側が色々動くわけですから、転職エージェントに支払う報酬とは雲泥の差なのです。それだけ余裕の無い会社、来てくれれば誰でもいいような離職率の高い会社である可能性が高くなります。
税理士業界は、全体的に職場としては良い環境のところは少なく、「独立するための修行場所」といった風習が未だに残っています。他の事務所に移るとしても待遇は落ちるし、今後ガマンして独立してもあまり良い未来は描けないし、税理士業界自体に何か冷めてしまったと言うか・・。
サラリーマンやるなら一般企業の方が良いと思い、なりたくないと思っていた「普通のサラリーマン」に、自ら戻る選択をしたのでした。
このときお世話になったのが、業界最大手のリクルートエージェントさん。さすがに求人数は、どこのエージェントさんよりも多かったと思います。
ポイント
リクルートエージェントさんの案件数はさすがの多さ!
経理に特化しているわけではないので、担当の方から専門的なアドバイスや手厚いサポートが欲しい方向けと言うよりは、多くの求人数をもとに「自分がどうしたいのか」と主体性を持って進めていける方向け、という印象でした。
自分の経験を活かせそうな求人に数件応募し、早々に内定をいただいた専門商社への転職を決めました。
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ステップアップを目指して・・4度目の転職
通算4社目となった3度目の転職先は、東証一部上場企業の子会社、いわゆる「上場子会社」でした。規模感は従業員数百名程度の中規模ですね。
その会社の決算自体には上場会社基準が求められるワケではないのですが、連結親会社である上場企業の基準に沿った決算報告は別途必要になります。
今まで非上場企業の経理業務しか経験の無かった私には、ちょうど良いステップアップでしたが、やはり上場企業への転職は厳しいという現実がありました。
ここでも様々な業務に携わらせていただき、経理の一番下の工程から一番上の工程まで、財務会計から管理会計、海外を含む送金業務等々、この会社の経理関係の業務は全てやりました。
人間関係は良いとは言えない環境でしたが、完全週休2日だし、残業も殆ど無かったし、ホワイトというべき職場だったと思います。退職者は絶えず出ていたので、同じ環境でも黒か白かは人によりますね。
それでも一通りやってしまうと、物足りなくなりました。上場子会社の宿命ですが、経営陣は親会社からの天下り要員で占められるため、上司を見ても希望は持てない。残り約30年以上の仕事人生、「こんなものか」と達観しながら過ごしていくには、まだ早いかなと思い4度目の転職を決意します。
ここでお世話になったのは、管理系の転職に強い、MS-JAPANさんでした。
ポイント
上場企業未経験の私を、東証一部上場に転職させてくれた!MS-JAPANさんの手厚いサポートや提案のおかげ!
上場企業未経験であった私ですが、次の転職先は東証一部上場企業を希望していました。先に紹介したパソナキャリアさんや、リクルートエージェントさんも並行して使いながら、最終的にMS-JAPANさんだけが紹介してくれた東証一部上場企業へ転職を決め、現在に至ります。
さすがは管理系エージェントNO.1を謳うだけある・・のですが、同じ求人自体は他のエージェントさんも持っていた筈です。ただ私の希望をしっかりと聞いた上で、管理系求人に詳しいアドバイザーだからこそできた提案だったのかもしれません。
それに良い意味でMS-JAPANさんは規模が大き過ぎないので、大変親身に一人一人の希望に合わせた提案をしてくれる、という印象を受けました。転職エージェントさんの中で、自分もランク付けされているんだろうなあと思います。例えばリクルートエージェントさんだと、登録者もワンサカいて私なんか埋もれてしまうことでしょう。
私は自分の経歴から、多少高望みの転職を希望していることは自覚していました。それを踏まえた上で、多少チャレンジになっても希望に沿った求人を紹介して欲しかったのです。MS-JAPANさんは当然リクルートエージェントさんよりも登録者数は少ない筈で、変な話ですが期待されている感じがしました(笑)
まとめ オススメ経理系転職エージェント5選!
その時々で転職エージェントさんに期待すること、紹介してほしい求人の種類も異なります。そのため一概に大手のエージェントさんが良い、中規模程度が良い、ということは言えません。
ただここで紹介したエージェントさんが私の転職を決めてくれたことは事実です。経理系の転職に関しては、これらのエージェントさんだけ登録しておけば充分だと思います。
ポイント
経験者オススメNO.1 ! 経理系に特化したエージェントに相談したいなら ⇒ MS-JAPANさん
ポイント
未経験だけど、経理に転職したいなら ⇒ パソナキャリアさん
ポイント
とにかく多くの求人数を見たいなら ⇒ リクルートエージェントさん
ポイント
外資系への転職を希望するなら ⇒ JACリクルートメントさん
ポイント
年収1,000万円以上のハイクラス求人なら ⇒ ビズリーチさん
ポイント
転職サイトはキケン!スカウトされて舞い上がるな!転職エージェントを使え!
新卒切符をみすみす捨てて、短いスパンで頻繁に転職してきた私でも、非上場企業から東証一部上場企業への転職を果たすことに成功しました。売り手市場の時代だったことも大いにありますけどね。時流を掴むことは非常に大切です。
「自分がどうしたいのか、どうなりたいのか」「今の職場に居続けることが、自分の成長のためにベストな選択なのか」は常に考えてきましたし、今でも考えています。
そうでないと「今が動き時!」というときに素早く動けないんですよね。
この記事を読んでくれた皆さんの良い転職のため、少しでも役に立てば幸いです。良い転職を!
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